【学部・学科別】慶應 LYNCS 会員おすすめのパソコンはこれ! 新入生のためのノートパソコンの選び方
はじめに
宇宙科学総合研究会(LYNCS)は、様々な分野から宇宙にチャレンジする慶應義塾大学の団体です。 CanSat と呼ばれる人工衛星を模した小型自律ロボットの開発、三田祭でのプラタリウム上映、数学・物理学の勉強会など、様々な活動を行っています。 メンバーは理工学部が多いものの、 SFC や商学部など多様な学生が在籍しているのも特徴です。
大学の学習はもちろん、LYNCS の日々の活動においても、パソコンは道具として非常に重要です。 そこで本記事では、春から大学生になる皆さんへ向け、様々な学部・学科のメンバーによるおすすめノートパソコンをご紹介します。
この記事の対象と構成
本記事は、大学に入学するにあたり、パソコン選びに悩んでいる方向けの記事です。
第 1 部:ノートパソコン選びの基本では、パソコン選びにあたって基本となる考え方を解説します。 「そもそもパソコン選びの基準が分からない……」「生協おすすめのパソコンをそのまま買うのは気が進まない……」という方はぜひご覧ください。 これまでもパソコンに触れてきて、買い換えや 2 台目を検討中という方は、第 2 部まで読み飛ばしていただいても結構です。
第 2 部:学部・学科別パソコン選びのアドバイスでは、LYNCS 会員の経験を元に各学部・学科での生活に必要な要素を解説します。 学部・学科は慶應義塾大学を基準としていますが、他の大学に進学される方でも参考になる点はあるはずです。ぜひご一読ください。
第 3 部:LYNCS おすすめパソコンでは、LYNCS 会員一押しの機種を具体的にご紹介します。
第 1 部:ノートパソコン選びの基本
そもそもパソコンは必要なの?
2019 年現在、大学生活でパソコンは絶対に必要です。 昔はパソコンを使う授業が少ない時代もあったかもしれませんが、ここ最近の大学はパソコンを利用すること前提で制度が構築されています。
履修登録もオンラインで実施されますし、授業のプリント配布や課題提出もオンライン経由になっている授業がほとんどです(一部、出席を促すために課題を授業で回収するような教授も居ることには居ますが)。
加えて、学校に設置されている共用のパソコンは台数が少なく、特に期末テスト前など混雑する時期は使用できない事が多々あります。また、長期休暇ではパソコン室が閉鎖されることもあります。論文や就活などは休暇や夜間等でも取り掛からねばならない場合もあるため、パソコン室頼りでは大きなタイムロスが生じます。
iPad などのタブレットではダメ?
確かに、iPad などで代用できる部分もあります。例えば授業用の資料ダウンロードや閲覧であれば問題ないと思います。 しかし、タブレットやスマホに対応していない授業用のシステムもあるため、現時点ではパソコンを購入することを強くおすすめします(将来的にはタブレットにも対応するかもしれませんが、当分の間は難しいでしょう)。
また、学部や授業によっては指定されたパソコン用のソフトを使うこともあるため、タブレットでは支障が出ることもあります。
ノートパソコンは持ち運びする機会が多い
先述したように、大学のシステムとしてパソコンが必須となっているため、パソコンを大学などへ持ち運ぶ必要も出てきます。そうなると、気になるのがやはり大きさと重さです。
一口にノートパソコンといっても、家の中で使うことを前提としたものと、外出時の持ち運びを前提としたものに分けられます。何も知らずに前者を買ってしまうと、重量物を毎日持ち運ぶ羽目になってしまいます。
サイズの目安として、 14 インチ以下のものを選ぶとよいでしょう。15 インチ以上のモデルになると持ち運びがつらいと思います。 ただし、小さすぎるモデルはバッテリの持ち時間が短かったり、キーボードが小さくて入力しづらかったりといったデメリットもあります。 特に操作性については好みの問題も大きいので、ネット通販よりも家電量販店の店頭で操作してみて、バランスが良いと思うパソコンを選ぶようにしてみてください。
Windows を選ぶ? Mac を選ぶ?
Windows のパソコンか、Mac か。これが一番の迷いどころになる人も多いと思います。
Windows というのは OS(Operating System)の一種です。OS とは、簡単に言えばユーザがコンピュータを簡単に動かせるようにするソフトウェアのことです。Windows は数ある OS の中でも最も有名な OS で、数多くのパソコンにインストールされています。ですが、Apple から販売されている Mac には Windows はインストールされておらず、代わりに macOS と呼ばれる独自の OS がインストールされています。
他にも OS には様々な種類がありますが、パソコンの購入においてはこの二択で悩むことになるでしょう。OS が違うとパソコンの操作方法や使い勝手、出来ることなどが大きく変わってくるので、どちらの OS にするかは非常に重要です。 学部・学科の特性や大学生活でやりたいことによってどちらを選ぶべきかは変わってきますが、一般論としてパソコンに不慣れな人は Windows にしておくことをおすすめします。
例えばプログラミングやデザインなどにおいて Mac は非常に優れているのですが、色々な経緯があって社会全体で見ると Windows のシェアが圧倒的に多いのが事実です。 それゆえ、アプリケーションも Windows 向けにしか作られていないものが多いのです。 もちろん、それを補うための手法(Windows を Mac 上で動作させる等)は存在します。 ただし、ちょっとした知識や別途お金が必要になるので、パソコンに慣れていない人にとってはあまりおすすめできません。
一般的な企業のパソコンも大半は Windows が採用されているので、Windows を全く使ったことがないと就職してから困ってしまうかもしれません。 また、就活に備えてパソコン関連の資格(Microsoft Office Specialist 等)を取得する方もおられると思います。 そういった資格の参考書や学習用ソフトなどは Windows 向けばかりで、Mac は考慮されていないのが実情です。
もちろん、デザインやプログラミング等やりたい事が決まっており、Mac の方が向いているという方は Mac を選ぶべきです。
スペック(性能)はどこに注意する?
パソコン選びにあたって必要十分なスペックを決めておくことは非常に重要です。性能が不足したものを使っていると作業効率が大きく低下する一方、ハイスペックすぎれば価格が上がってしまいます。
メモリ
メモリは、主にパソコンの処理速度などに影響する部分です。よく机の広さに例えられます。勉強する時なんかも、机は広い方が作業しやすいですよね? パソコンでも、メモリが大きい方が様々な作業を素早くこなすことができます。
4 GB でギリギリ、8 GB あれば快適といった感じです。最近は減ってきましたが、4 GB 未満のモデルは通常の操作をするだけでも重くなるのでオススメできません。 動画編集やゲーム、プログラミングをする予定の人は 16 GB 以上あるとより安心ですが、ちょっと値段が張るので予算次第といった感じでしょうか。
ストレージ(記録領域、SSD・HDD など)
CPU やメモリなどに比べると軽視されがちですが、実は意外と大事なのがこのストレージ(記録領域)です。 メモリと同じように例えるなら机の引き出しの量とか棚の大きさとかでしょうか。要するに、様々なデータを保管しておく部分のことです。このストレージのサイズが大きければ、より多くの画像・動画・音楽・文書などのデータをパソコンに保存しておけるようになります。
最近のノートパソコンは、ほとんどが衝撃に強い SSD を搭載しています。 昔のノートパソコンは分解が容易だったため、後からストレージを交換して容量を大きくすることも可能でした。 しかし、最近のパソコンは薄型化に伴い分解が困難になってきているため、購入時にある程度余裕を持った容量にしておくことをおすすめします。
一般的な用途であれば 256 GB で十分です。 しかし、動画や画像を多く保存したり、ゲームやプログラミングをする予定の人は 512 GB が必要になることもありそうです。
CPU
CPU はパソコンの頭脳とも言える重要なパーツです。性能の良い CPU ほど処理が速いです。とはいえ、初めてパソコンを選ぶような場合に「Core i7」「Core i5」のような型番からはイメージが掴みにくいかもしれません。
「Core i〜」という型番のものは Intel Core シリーズと呼ばれ、ざっくり言えば数字が大きいほど性能が高くなります。 Core i7 は CAD や動画編集、3D ゲームなどスペックが必要な作業に使われますが、高性能な分値段も高くなってしまいます。
通常の使い方であれば Core i5 が有力な選択肢です。プログラミングや2Dのデザインをする場合は、i5 以上があれば安心です。
Core i3 のパソコンも、メモリや SSD が足りていれば選択肢に入りますが、i5 に比べると性能が低下してしまいます。 Web サイトの閲覧やレポートの作成等しかしないのであれば十分ですが、プログラミングやデザインなどをする場合は Core i3 は避けるのが無難です。
Core シリーズには、他にも Core m と呼ばれるものも存在します。これらは省電力に特化した CPU で、軽さ・薄さを追求したモデルに使われています。
その分、性能は Core i シリーズに劣り、最上位の m7 と比べても Core i5 の方が高性能で安価です。一般的には避けた方が良いでしょう。
また、Celeron や Pentium といったより安価な CPU もあるものの、そういった CPU を積んだ機種では残念ながら Office ソフトすら快適に動かないものもあります。ついつい安さに惹かれてしまいがちですが、性能についてよく理解しているのでなければ避けた方が無難です。
※ Intel 製以外にも AMD 製の CPU が存在しますが、本記事では割愛させていただきます。
意外と落とし穴!? ノートパソコンの端子
最近のパソコンは薄型化が進んでいます。持ち運びやすいのは嬉しいことですが、薄型化の邪魔になる端子(USB など)がどんどん削られており、利便性は低下しています。
例えば、最近の MacBook シリーズには、一般的な USB メモリを挿す端子がありません。すべて「USB Type-C」と呼ばれる小型端子に切り替えられているため、その端子から一般的な USB などに変換するコネクタなどを別途購入する必要があります。パソコンをプロジェクタに繋ぐための端子(HDMI 、VGA)も同様に変換ケーブルが必要です。
大学ではファイル交換のため USB メモリを使ったり、プレゼンのためプロジェクタに繋いだりする機会も多くなります。 変換コネクタを使うのが面倒という方は、搭載する端子にも注意してパソコンを選びましょう。
慶應生なら無料で使えるソフト・サービスを知っておこう
市販のパソコンには、「Office ソフト付き」「セキュリティソフト付き」といったオプションが付くものがあります。 もちろん別々に買うよりはお得ですが、購入に踏み切る前に少し調べましょう! 学生の場合は、そもそもこれらのソフトにお金を出さなくていい場合があるからです。
例えば、慶應義塾大学の学生や教職員は Microsoft Office 365 ProPlus が無料で使えます。(ただし在学中に限る)
Microsoft Office 365 ProPlus には Word や Excel 、PowerPoint といった定番の Office ソフトが含まれているので、店頭でそれらのソフトを買う必要はありません。
また、ESET (イーセット)というセキュリティソフトも大学から提供されます。
これは IT 企業でも採用されている高性能なセキュリティソフトで、「ノートン」「ウィルスバスター」「カスペルスキー」などといったソフトウェアは購入する必要がありません。
Office 365 も ESET も、Windows・Mac 双方で動くのでどちらの OS でも安心ですね。
この他にも、無料でライセンスを得られるソフトがあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
クラウドサービスについても確認しておきましょう。 慶應義塾大学は G Suite for Education を契約しており、なんと Google Drive などの Google サービスが容量無制限で使えます。 大きいデータを好きなだけ保管できるので、パソコンのストレージが足りない場合などはぜひ活用しましょう!
周辺機器について
大学でノートパソコンを利用する上で必要になるであろう周辺機器をいくつか紹介します。
USB メモリ
学生同士で直接データのやり取りをしたり、大学のパソコンから自分のパソコンにデータを移す際に、 USB メモリは非常に便利です。8 GB 程度のお手頃な価格のものでいいので、1 つは持っておくようにしましょう。
外部ディスクドライブ
最近のノートパソコンは、ディスクドライブが付いていないものがほとんどです。ディスクドライブは、DVD や CD などのディスクのデータを読み込むための機器で、パソコンで DVD を見たり、音楽 CD を聴いたりする際には必ず必要になります。講義でも、語学などで CD を使うことがあるそうなので、1 つは持っておいた方がいいでしょう。
マウス
ノートパソコンにはタッチパッドが付いているので、わざわざマウスを付けなくてもカーソルを操作できます。ですが、これまでマウスでパソコンを操作してきた人にとっては、マウスがあった方が操作しやすいでしょう。ノートパソコンで使用するならば無線マウスをお勧めします。
第 2 部:学部・学科別パソコン選びのアドバイス
ここからは、学部・学科別にパソコン選びの基準をまとめます。
理工学部
理工学部は学科によってパソコンに求められる機能が異なります。 全ての学科を網羅することはできませんが、会員の意見が得られた物を掲載します。
機械工学科
機械工学科の授業でパソコンを使用する場面と言えば、Word でレポートを書いたり PowerPoint でスライドを作成したりする程度です。 SolidWorks という CAD ソフト(コンピュータ上で 3D モデルを操作しながら機械を設計するソフト)を扱う授業もありますが、大学に設置してあるコンピュータを使用して授業を進めます。 SolidWorks は Windows 専用の上、ある程度のスペックを必要としますが、個人のパソコンで使えなくても問題ないのでご安心ください。
しかし、「ロボットや機械が大好きで、自分のパソコンでも CAD を使いたい!」という方には、Windows でメモリ・CPU がそれぞれ 8 GB 以上・Core i5 以上の機種をおすすめします。 必要なメモリ量はCADで行いたい作業にもよりますが、16 GBなら間違いなく快適に使えます。 CAD ソフトは個人で使うには高価ですが、LYNCS ではソリッドワークス・ジャパン株式会社様のご支援により、 SolidWorks を無償で入手できます。 気になる方はぜひ入会をご検討ください!
※ もし LYNCS に入らなくても、Autodesk Inventor であれば学生なら誰でも 3 年間無料で使用できます。
電子工学科
2 年次までで特にパソコンで困ることはありませんでした。 パソコンを使ったことといえばレポートと C 言語での軽いプログラミング程度です。
電子回路を設計するのに使用する回路 CAD には Kicad や Eagle がありますが、いずれも WIndows・Mac 両方で動作します。
情報工学科
情報工学科はパソコン命のイメージがあるかもしれませんが、座学中心なので割となんでもありです。 実習系の課題で C 、Java 、Python を使うため、UNIX ライクな操作ができる Mac の方が授業内容に沿って扱えるという点では楽でしょう。 自分のパソコンでこれらのプログラミング言語が動く環境を作れば、家で課題をこなすこともできます。 そうでなくても、SSH というツールを使って ITC(慶應義塾大学の情報システム)のコンピュータと遠隔で通信することでも対処できます。
生命情報学科
所属する研究室にもよりますが、研究室が決まるまでなら C 、Python を少し触る程度です。Windows でも Mac でも問題ないと思います。ただ、授業中に使用するパソコンは Windows ですので、Windows のパソコンを選ぶ方がわかりやすいかもしれません。
応用化学科
レポートやスライドの作成で Office を使うのが主な用途です。プログラミングは授業では Excel の VBA に軽く触れる程度ですので、スペックはあまり気にしなくても大丈夫です。
レポート作成では構造式を描くためにChemDrawというソフト(慶應在籍中は無料)を用いるよう指示される可能性がありますが、これは Windows でも Mac でも問題なく動かせます。ただし、Excel の実習授業などでは Windows のパソコンを用いるので、そちらに合わせた方が理解はしやすいと思います。
数理科学科
数理科学科では、Office や LaTeX を用いてレポート・スライドを作成するためにパソコンを使用します。それ以外にも、プログラミングの授業では C 言語を、データ解析系の授業では R や Python を利用します。どれもパソコンに高いスペックを要求するような処理ではありませんが、先述したメモリ 8 GB 以上、CPU は Core i5 以上であると快適に作業できると思います。
基本的には、Windows でも Mac でも問題ありません。ただし、研究室によっては配属後に MacBook を貸与されることになるので、希望する研究室次第ではありますが、Mac のパソコンにして先に慣れておくのも一つの手だと思います。
SFC(総合政策学部・環境情報学部)
総合政策学部・環境情報学部は、学術的対象が多様であり、求められる学業も人によって大きく異なります。従って、専攻したいと強く願う分野があるのならば、求められるパソコンに関してその分野の人に直接聞くと良いでしょう。
OS についても好きなものを選べばよいですが、講義で想定されるパソコンは Mac であることが多いです。また、1 年次の必修科目である情報基礎 1 などで使用することになる特別教室(高校で言うところのパソコン室)に設置されているパソコンは Mac OS のもの(iMac)ですから、環境に慣れると言う意味では Mac で統一しておくと楽かもしれません。
また、θ 館を除くほとんどの教室にコンセント・電源タップが人数分設けられていることもあり、非情報系でも講義中ノート代わりにパソコンを開く講義が少なくありません。課題も web 提出がほとんどになっており(レポート提出箱が基本的に存在しない)、毎日パソコンを持ち歩く生徒の割合がかなり高いので、持ち歩ける重量などは少し意識した方が良いでしょう。
なお、SFC のメディアセンターや特別教室に設置されている共用コンピュータでは、Adobe Creative Cloud などのソフトウェアが利用可能です(湘南藤沢 ITC のウェブサイトで確認可能)。ソフトウェアに関しては入学前に一気に購入するのではなく、色々と共用コンピュータで試してじっくり検討すると良いかもしれません。
文学部・法学部
学科にもよりますが、基本的には Word でレポートや論文を作成したり、PowerPoint でプレゼン用のスライドを作成したりといった Office 作業が主な用途でしょう。大きな負荷がかかる作業は行わないので、CPU が Core i3 以上、メモリが 4 GB 以上、ストレージが 256 GB 程度あれば十分です。
また、前述の通り慶應生ならば Microsoft Office 365 を無料で使えるので、わざわざ Office が入っているパソコンを選ぶ必要はありません。
Office ツールを利用するだけなら、Windows でも Mac でも問題ありませんが、多くの人が小中学校・高校で利用したパソコンは Windows で動いていたと思われるので、使い慣れているであろう Windows のパソコンを選ぶことをお勧めします。 フリーソフトの利用や、各種パソコンゲームにも Windows の方が向いています。 個人的にデザインやプログラミングに興味がある・勉強する予定がある場合は、Mac を選んでみてもいいかもしれません。
経済学部・商学部
経済学部・商学部は文系の学部ですが、最近は経済やマーケティングの分析をパソコンで行うことが増えています。
データ解析には R や Python を用いたプログラミングが必要になることが多いので、それらを実行しやすい環境が望ましいと言えます。
性能としては CPU が Core i5 以上、メモリが 8 GB 以上、ストレージが 256 GB 程度あれば良いと思います。
R は Windows でも Mac でも簡単に導入できる一方、Python は Mac の方が環境構築が容易です(Windows で出来ないことはありませんが、ちょっと面倒です)。
なお、同じ学部でも会計学などを専攻・研究する場合は Python 等のプログラミング言語を使うことは少ないので、Windows をメインに考えて良いと思います。
第 3 部:LYNCS おすすめパソコン
学部・学科ごとに必要なパソコンを大まかに述べてきましたが、ここからは LYNCS 会員おすすめの機種をご紹介します。 各人の好みや主観も入っている点にご注意ください。
dynaBook G シリーズ
一般的な Windows のノートパソコンです。生協から販売されている塾生パソコンのラインナップの一つでもあります。 CPU は Core i7 、メモリは 8 GB 、ストレージは 256 GB と、この記事の第 1 部でおすすめした性能を全て満たしていますね。 従って、塾生パソコンの中で購入を検討している人は、こちらの機種を購入することをお勧めします。
1 kg を切る重量で持ち運びがしやすく、性能に対するコストパフォーマンスもなかなかのものです。ほとんどの人はこのパソコンなら 4 年間使えると思います。
MacBook Air
上の紹介文を読んだ上で「Mac が欲しい!」と思った方には、 MacBook Air をお勧めします。使用している部品から考えると、とてもコストパフォーマンスの良いパソコンです。
このパソコンを希望される方は、デザインなどパソコンにそれなりの性能を求めるような人が多いと思います。その場合は、電気屋さんなどで購入するのではなく、Apple の公式 Web サイトから注文することをお勧めします。 公式サイトで購入すると、
- 必要な性能に合わせてメモリや CPU の種類を選ぶこと(BTO)ができる
- 学生向けの割引を受けられる
といったメリットがあるからです。
慶應生向けに配布されている Microsoft Office 365 は macOS でも使えるので、 Word や Excel の利用についても心配する必要はありません。
最新の MacBook Air には、端子が USB Type-C と呼ばれるものとイヤホンジャック程度しか付いていません。USB-A などへの変換アダプタは忘れずに購入しましょう。
VAIO A12
VAIO から発売されている Windows パソコンの新型です。丈夫でありながら薄さ・軽さに優れており、持ち運びには最適の機種と言えます。また、画面がタッチパネルになっており、キーボードと画面を分割してタブレット的に使うことも可能です。
また、端子の種類が豊富なのも特徴の 1 つです。MacBook と真逆の方向性であるものの、アダプタを買わずともたくさんの周辺機器に対応できるのは心強いものです。例えば、大学の教室によってはプロジェクターが古い端子(D-sub 端子)にしか対応していないこともありますが、VAIO A12 には D-sub 端子があるので古い機器にも接続できます。もちろん、プロジェクターなど映像出力用の端子として一般的な HDMI 端子にも対応しています。
CPU などの性能からすると若干値が張りますが、VAIO ならではの持ち運びやすさやタッチパネルなどの魅力に惹かれる方にはお勧めの機種です。
VAIO VAIO A12タブレット+キーボードユニット VJA12190111B
- 出版社/メーカー: VAIO
- メディア: エレクトロニクス
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Surface Book 2
Microsoft から発売されているノートパソコンのシリーズ「Surface」の 1 つです。先述の VAIO A12 と同様に画面がタッチパネルになっており、キーボードと画面を分割してタブレット的に使うことも可能です。丈夫さもあり、スペックもノートパソコンとしてはかなりのものです。
画面が大きめで、多少持ち運びには不便かもしれませんが、大きい画面での動画視聴やゲームなどには適しています。特に、ノートパソコンでお絵描きをしたい方には最適のパソコンと言えるでしょう。
また、Microsoft 公認の正規販売店から購入したものならば、購入後にキャッシュバックを受けることもできます。
おわりに
自分の欲しいパソコンのイメージはつかめましたか? この記事が少しでも皆様の大学生活のお役に立てば幸いです。
宇宙科学総合研究会 LYNCS では、宇宙に興味のある新入会員を募集しています! 天文・工学・理学など様々な分野の中 で、好きな活動にご参加いただけます。 新歓の最新情報は公式サイトや Twitter で随時発表しますので、ぜひご覧ください。
#春から慶應 #春からsfc のみなさんおめでとうございます!
— LYNCS(宇宙科学総合研究会)【公式】@技術書典え14C (@keio_LYNCS) February 25, 2019
宇宙科学総合研究会LYNCSでは工学・天文・理学の3つの分野から宇宙にアプローチしています!
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