LYNCSブログ

慶應義塾大学公認学生団体 宇宙科学総合研究会(LYNCS)のブログです。

第13回能代宇宙イベント ~結果と3年間の感想~

f:id:lyncs:20170901074813j:plain 皆様お久しぶりです.代表のあっきーです.
先月8月17日~21日で第13回能代宇宙イベントのCanSat部門に出場してきました.
Twitterで実況や感想ツイートを行ってきましたが,このブログで結果をご報告させていただきます.

結果報告

ランバック(すゝめプロジェクト)

f:id:lyncs:20170901074035j:plain 最初はランバックのすゝめプロジェクトです.今回の大会ではすべてのチームがPMを除き全員1年生という構成で参加しました. 今回のすゝめプロジェクトは,前回の種子島大会の基本設計をもとにパラシュートのシュワウドラインが絡まないことを目的として一部設計変更を行いました.
1回目は設計変更したパラシュート分離機構は正常に動作しましたが,着地時の衝撃によりモータの軸が破損してしまったため,走行開始とはならず,ギブアップとなりました.2回目は直地衝撃で搭載したGPSがコールドスタートとなってしまい,制限時間内に動作開始をすることができなかったためにギブアップとなりました.
昨年のNSEおよび種子島大会では走行開始~制御履歴の提出まで成功していたため,それと比べると残念な結果となってしまいました.しかし,参加した1年生の今後に向けた士気は高く,期待していただければと思います.

ミッション(チームスーパーめちゃ辛)

f:id:lyncs:20170901081157j:plain 続いてはミッションチームです.今回のミッションチームのミッションはサンプルリターンとしていました.ランバックの機体にサンプル回収機構を取り付け,着地地点→サンプル回収地点→ゴール地点への移動と,回収地点でのサンプルの回収を目的としました. f:id:lyncs:20170901085621j:plain 回収地点
今回の能代宇宙イベントでは,ミッション部門の投下にドローンを使用することとなっていました. f:id:lyncs:20170901152458j:plain 投下用ドローン
その記念すべき初回の投下チームが弊団体ミッションチームだったわけですが……まさかの墜落炎上( ゚Д゚)(400万円らしいですね(;´・ω・)) 3年目で自由落下はそこそこ見ているあっきーもさすがに肝を冷やしました:;(∩´﹏`∩);:
しかし頑強な設計と落ち方が幸いしたのか,大破せずに帰還.当初は当日中に再投下の予定でしたが,思いのほか損傷が大きく翌日投下を行うことになりました. f:id:lyncs:20170901154957j:plain テントに戻ってから確認した損傷
翌日は従来通り気球からの投下となりました.結果は着地衝撃によりmbedにリセットがかかった模様.走行開始とはなりませんでした. こちらも残念な結果となってしまいました.

フライバック

f:id:lyncs:20170901085552j:plain フライバックは機体完成はしましたが,本番までにプログラムが完成せず投下には至りませんでした.

以上のように,各チーム残念な結果となってしまいましたが,中心となって参加した1年生は技術交流会や懇親会で様々な技術を参考にし,次回大会に対して気炎を燃やしております.今後とも応援よろしくお願いいたします.また各チームの詳しい結果などは今後1年生がこのブログを更新する機会があると思いますのでそちらをご覧いただければと思います.

3年間能代宇宙イベントに参加して

今年の能代宇宙イベントで僕は3年間連続で参加してきました.その3年間の感想をここでまとめたいと思います.
僕の初参加は1年生の時,LYNCSとしては2回目の参加でした.その時は自分で作ったものをただ見に行く,という気分でした.作る際にもただ与えられたタスクを処理するだけでした.それが能代に来た時にLYNCSの先輩としっかりと話をしたり,他の団体の人たちと話し,機体を見る中で意識が変わったのを覚えています.「自分でも工夫次第でこんなすごいものが作れるかもしれない」「それをやろうとしてる先輩たちがいる」という意識から「全力で作りたい」と思うようになりました. 種子島での大会を経て翌年の能代宇宙イベントでは自分で機体設計を行い,やりたいことにもチャレンジをした大会でした.その大会でLYNCSは団体初の軟着陸から走行開始,制御履歴の提出までを達成することができました.昨年大会でやりたいことができ,制御履歴の提出という一つの壁を乗り越えることができたのはLYNCSの先輩のおかげだと思っています. そして今年,僕はチームのPMとして能代宇宙イベントに参加しました.プレイヤーからマネージャーへと役割が変化し,やらなければいけないこと,心配事などはかなり増えましたが,1年生の時には3人で現地入りしていたのが嘘のような人数(今年は11人)で現地入りするまでになりました.先輩から引き継いだ団体がここまでおおきくなり,また昨年度の種子島大会では7m01㎝の記録を出せるまでの団体になったことに大きな喜びを感じています. ここまでまとまらない駄文を書き連ねてきましたが,思っていることは3つです.1つは一緒に頑張ってくれた先輩に感謝してもしきれないということ.2つ目は支えてくれた後輩に感謝と激励を.3つ目は自分も,後輩も,作りたいものを作るべきだということです.もちろんチーム内で相談すべきところはあります.誰が何といってもすごいものを作ったやつはすごいんだということを3年間で実感しました.

自分でも全然まとまっていない文章だなぁと思う文章ですが,ここまで読んでくださりありがとうございました.これまで支えてくれたすべての皆様ありがとうございました.そしてこれからもLYNCSの挑戦は続きますので応援よろしくお願いいたします.

最後に
手ぬぐいはいいぞ
あっきー